2014年1月4日土曜日

動的適応可能な分散ファイルシステムの提案

OS-126
動的適応可能な分散ファイルシステムの提案
孫 静涛、 佐藤一郎
若干、と言うか相当、日本語がおかしい。と思ったけど、私の英語よりはずっとマシなことは間違いない。 日本語の論文誌を維持するには、この程度のおかしさは許容していくべきなんだろうなあ。。 国際化のひとつの方向性として。

内容的にはアイディアを表明しただけの論文で実装はまだない。 通常時は一つのサーバを複数のクライアントが共有するクライアント・サーバモデルで 運用するが、負荷が増大した際には全てのノードのクライアントとが 協調動作するP2P型ネットワークとなる分散ファイルシステムを提案している。 で、そのソフトウェア移送をエージェントでやると。

データはどこにある前提なんだろうか? いずれにしろ、ぱっと見では、あまりメリットがあるようにも見えない。いいんだろうか。

2 件のコメント:

  1. フィードバックありがとうございます。

    まず、日本語がおかしいとおっしゃって頂いたですが、どの部分はおかしいのが少し教えていただけないでしょうか。今後の勉強にもなりますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。

    次、ご注意していただきたいのですが、当方が書いていた文章は研究報告です。日本語の論文誌ではありません。ご覧になっていた文章の一番頭のところに、Technical Reportって書いています。論文と報告を見分けていただきたいです。ちなみに、国際会議の論文誌でも、アイディアしか書かない方が大勢いらっしゃると思います。それは間違えるとは限らないでしょう。

    3つ目、「通常時は一つのサーバを複数のクライアントが共有するクライアント・サーバモデルで 運用するが、負荷が増大した際には全てのノードのクライアントとが 協調動作するP2P型ネットワークとなる分散ファイルシステムを提案している。 で、そのソフトウェア移送をエージェントでやると。」
    についてですが、間違えている認識だと思っています。
    1>通常時のサーバセンター内でも複数のサーバが存在しているでしょう。
    2>全ての(ノード)ではありません。
    3>ノードとクライアントとサーバの概念をもう一度理解してほしいです。ノードは通信機器です。クライアントはサーバコンピュータの提供する機能やデータを利用するコンピュータです。
    4>当方の文章では、協調動作するP2P型ネットワークの説明は一切行われていないと思います。
    5>当方の文章は動的適応性の文章なので、分散ファイルシステムはあくまでも、一つの応用例に過ぎないです。文章の最後でも、他の分散システムでも応用できるはずって書いています。


    もし、当方が書いている文章は非常に理解できなければ、もう一度、説明いたします。

    現在の分散システムでは、 Client/server方式、P2P方式、また、Master/Slave方式などがあります。何れにしても、固定されているアーキテクチャですね。しかし、サーバセンターの内では、すべてのコンピュータ資源は合理的に使用されていないのが事実です。
    当方の研究の狙いは、コンピュータ資源を合理的に使用できるようにすることが目的です。

    例えば、今の分散ファイルシステムの中で、ファイルサーバ(複数のはず)の負荷が増えたときに、ファイルサーバ側の処理(いわば、プログラム及びシステムの状態)を遊休状態のクライアントに移動させ、クライアントは移動してきたサーバのプログラム()機能を果たしてもらい、結果だけファイルサーバに返していてあげることにより、分散ファイルシステムの全体的な信頼性をあげて行くという基本的な考え方です。

    クライアントは一部ファイルサーバ機能を担当することによって、固定化されているファイルシステムのアーキテクチャを動的に換えられることになるのではないでしょうか。

    「データはどこにある前提なんだろうか? いずれにしろ、ぱっと見では、あまりメリットがあるようにも見えない。いいんだろうか。」
    については、データそのものを移動するわけではないので、移動させたのはサーバ側の処理ですね。なので、データはもちろん存在すべき場所にそのまま保存されています。
    簡単な例を考えてみれば、わかりやすいかもしかれないです。例えば、grep コマンドの例はどうでしょうか。
    メリット沢山あると思います。
    1 一番わかりやすいのがむしろ、クライアント・サーバ間の通信回数を減らすでしょう。通信回数を減少することによって、ネットワークの遅延時間を大幅に減少できると思います。それは大きくないですか。
    2 アーキテクチャ自体が動的に換えられることによって、分散システムの全体的な耐障害性と信頼性は上がらないですか。
    3 全ての計算資源をサーバに任せるのはメリットがあるんですか、しかし、遊休状態のコンピュータは結構あるわけです。むしろ遊休状態のコンピュータが多いかもしれないです。遊休状態のコンピュータの資源は合理的に使用できれば、サーバを借りるときに、使用料金は節約できないですか。
    4 サーバセンター内で、サーバをダウンしたときに、どこのどのサーバをダウンしたのを検索するには、非常に難しいと思いますね。もし、本提案手法はサーバセンター内に導入されれば、サーバダウンしたとしても、移動先にその機能を持っているわけですので、そのダウンしたサーバの機能は続いて果たせることが凄いことだと思わないでしょうか。

    長く書いてしまって、申し訳ございませんが、それでもお分かりになれれかったら、英語でも説明いたしましょうか。

    返信削除
  2. ブログなどで、論文にコメントをもらったのは初めてでした。
    このため、びっくりして、いろいろ書いてしまいました。
    気を悪くしていたら、許しください。
    落ちついて読んでみると、コメントは正しいと思います。
    前提が書かれていませんでした。これは次の論文ではきちんと書くようにします。
    実装は進んでいる段階です。
    日本語ですが、日本にきて6年です。普段、話したり、読むのは大丈夫ですが、
    論文の日本語は勉強が必要だと思っています。
    今後とも、コメントをもらえるとうれしいです。
    よろしくお願いいたします。

    返信削除